2011年2月~2013年2月
オーストラリアでの決意

2011年、3年半勤めたムラサキスポーツを退職し、オーストラリアのゴールドコーストへ飛び立ちました。
渡航の目的は、オーガニック農業の勉強とサーフィンコーチの仕事をするためです。(写真=当時のサーフィンコーチスタッフ@ゴールドコースト)

2012年、約一年のゴールドコースト生活を経て、オーガニック農業が盛んなバイロンベイへ移住します。
朝から畑仕事で汗だくになった後、サーフィンで汗を流し、カフェに立ち寄っては、ココアパウダーがトッピングされたカプチーノを注文し、バンダバーグ産のブランシュガーを投入した甘いコーヒーを飲むのが至福のひと時でした。初めて、バリスタが淹れたコーヒーを飲んだのはこの時です。

バイロンベイは、移住者数に対して職が少ないので、語学力や特殊な技術がないと仕事を得るのが困難な街です。そこで私は「バリスタの技術があれば英語力も必要なく、今より高い給料が得られるだろう」という安易な考えで、バリスタになることを決意します。(※実際はコミュニケーション能力も必要です。)
しかし、ビザの期限が迫っていたため、日本に一時帰国しバリスタ技術を習得することにします。

2013年3月~2016年6月
神戸でのバリスタ修行

2013年、日本へ帰国後「バリスタ 求人」と検索をかけ、神戸にアパレルショップにカフェが併設されたショップ「SATURDAYS SURF NYC」が新規オープン、さらにバリスタを募集していることを知ります。面接の数日後、合格の通知をいただき、本社がある東京(代官山店)で一ヶ月研修することになります。そこで出会ったのが、講師を担当してくださった、ジャパンバリスタチャンピオン(2017年,2019年JBC)石谷貴之氏です。

基本のバリスタ技術はもちろん、所作やサービス、バリスタになるうえで大切なことを多く学びます。
2013年5月、神戸店の新規オープと同時にバリスタとしてデビューします。それから多くの出会いがあり、すぐにオーストラリアに戻るつもりが、コーヒーの世界にどっぷりとハマっていきます。 少しずつ技術を磨き、指導する立場を与えられ、約3年のバリスタ業務を経て、2016年のSATURDAYS SURF NYC退職と同時に、フリーランスバリスタとして独立します。

2016年7月~現在
フリーランスバリスタとして独立

2016年7月、芦屋のとあるスタジオを間借りし、バリスタのトレーニングルームをスタートします。さらに、ラテアートの講師やバリスタトレーナーとして、出張指導のご依頼をいただくようになります。

私にはバリスタとしてでなく、カメラや映像の仕事もあったため、両立しながらコーヒーの仕事と関わってきました。

2022年7月~現在
コーヒー豆の焙煎開始
ROOFTOP ROASTERY設立

2021年、コーヒーを淹れるだけでなく、コーヒー豆を焙煎することに興味を持ちます。初めはフライパンでコーヒーを煎ってみるものの、生焼けか真っ黒焦げ、上手く焼けたと思ってもムラだらけ。さらには換気扇では追いつかない火事レベルの煙と警報器に怯える日々。
煙問題から逃れるため、焙煎場所を自宅の屋上へ移します。そして、ムラ問題を解決するため、手回しのハンドメイド焙煎機を導入します。
ちなみに屋号である「ROOFTOP ROASTERY」は、屋上で焙煎を始めたがきっかけで名付けました。

焙煎は独学のため、何度も失敗を重ね、ある程度のクオリティを保つまで時間と生豆を多く消費しました。
焙煎機も手動から自動へカスタムし、安定してコーヒー豆を焙煎できるようになっていきます。
お客様にお届けできるレベルまでになったタイミングで、当オンラインショップを立ち上げます。
さらに、バリスタトレーニングで以前から関わりのあるお客様からお声かけいただき、コーヒー豆の卸売業もスタートします。
バリスタか焙煎士へと、新たねコーヒー人生を歩み出しました。

そしていつか、私のコーヒーの原点であるオーストラリアでカフェを立ち上げるのが、一つの目標でもあります。

OWNER PROFILE

ShoKawai (川井 昇)instagram @shokawai
1986年大阪府堺市生まれ、神戸市在住。
ネイチャーフォトグラファーとして活動していたり、映像を作ったり、時にはウェブサイトを作ったり。
全くコーヒーが飲めなかった頃から、今では焙煎するほどコーヒー好きになりました。
趣味は子供の頃から変わらず、旅とサーフィン。

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