エチオピア・ハラーのメルカバロ地区で育まれた、伝統と歴史の詰まった特別なコーヒー。
標高1,600〜2,300mの高地で栽培され、乾いた気候の中でゆっくりと天日乾燥されたナチュラルプロセスの豆です。
黄金色に輝くことから「ゴールデンビーンズ」と呼ばれ、ミネラル豊富な火成岩質の土壌が生み出す独特の風味を持ちます。
ハラーのコーヒーは、かつて「アフリカのメッカ」と称されたハラー王国の文化とともに育まれてきました。
小規模農家が丁寧に手摘みで収穫した完熟チェリーを、2〜4週間かけてゆっくりと乾燥。
その結果、スパイスや柑橘、ハチミツのような甘みが重なり合う、芳醇で個性豊かな味わいが生まれます。
✔︎フレーバーノート
一口目に感じるのは、香ばしいナッツとほのかなスパイスの香り。
続いて、ハチミツを思わせる自然な甘さとオレンジのような明るい酸味が重なり、心地よいバランスを生み出します。
後半には、ダークチョコレートやサンダルウッド(白檀)のような深く落ち着いた余韻が広がり、
ハラーらしいワイルドさと上品さが共存する印象的なカップに仕上がっています。
【特徴】
香り ★★★★☆
コク ★★★★☆
甘味 ★★★★☆
酸味 ★★★☆☆
苦味 ★★☆☆☆
「ゴールデンビーンズ」
エチオピア・ハラー(Harar)地方で見られる、黄金色を帯びたコーヒー豆のことを指します。
通常の生豆(green beans)は淡い緑色や青緑色をしていますが、
ハラーの一部地域では、精製後の豆が黄味がかったベージュ〜金色をしており、
その色合いから“Golden Beans(黄金の豆)”と呼ばれるようになりました。この色は、品種や土壌、乾燥環境、ミネラルバランスなど、複数の自然条件が重なって生まれると考えられています。